こんな別荘は嫌だ!ワースト5|後悔したくないならシェア別荘

ここ数年、富裕層や会社経営者の間でトレンドになっている、別荘。

コロナ禍をきっかけとしたリモートワークの充実や余暇の過ごし方の変化により、自宅以外の場所にセカンドハウスや別荘を所有する人が増えています。

別荘というと90年代に大きなブームが巻き起こり、それまで別荘地の代名詞だった軽井沢や那須だけでなく、多くの別荘が避暑地を中心に作られました。

令和に入ってからは、当時の中古別荘市場も活性化し、中古別荘を購入してリノベーションしたり、空いている別荘地に新築で別荘を建てる人も多く、新たな生活のスタイルとして注目を集めています。

そこで今回は、別荘にまつわる「こんな別荘は嫌だ!」のワースト5と、それを解決するシェア別荘についてまとめてみました!

こんな別荘は嫌だ!ワースト5

オーナーはもちろん、家族や友人の夢が詰まった夢の別荘。

購入する前は、楽しい想像に胸が躍って、別荘のいい面ばかりを考えてしまいがちですが、後々後悔することがないようにあらかじめデメリットについても考えておくことが重要です。

「こんな別荘は嫌だ!」と感じるポイントを挙げてみて、それをどんなふうに解決していけそうかをシミュレーションしてみましょう。

1. 掃除と草刈りで1日終わる

別荘がもたらす大きな悩み事・・・、それは掃除&草刈り。

特に、夏休みだけとか年に数回など、利用頻度が少ない別荘ほど、掃除に始まり掃除に終わる(合間に草刈り)といった具合で、楽しい思い出づくりのための別荘がいつしか「別荘=掃除&草刈り」となってしまうことも。

実際、数ヶ月間誰も使わなかった別荘というのは、湿気が溜まり空気が澱み、どこから入ったのか床には虫の死骸が転がり蜘蛛の巣が張り、さらに寝具はカビ臭い、家具は埃っぽい、といった状態になっても何ら不思議はありません。

まずは空気の入れ替え、床の掃除、拭き掃除、布団干しなど、快適に気持ちよく過ごすための掃除で到着当日は終わってしまう・・・というのも別荘アルアルではないでしょうか。

さらに、春から夏にかけて一気に成長する雑草や庭木は鬱蒼と繁り、「帰るまでに草刈りや庭の手入れをしておかなくては」と滞在中も頭を悩まされ、やっとキレイになったと思ったら滞在終了。

帰る前には再び全体を掃除、使ったタオルやシーツを交換し、さらに帰宅後に洗濯することを考えると、多くの時間と労力が別荘の衛生維持のために費やされていることが分かります。

別荘購入当初は「これも別荘を持つ醍醐味」と思えていたことも、数年続けているうちに負担となり、徐々に別荘へ行くことが億劫になってしまい、利用頻度が減ることでさらに別荘が荒れてしまう・・・、そんな悪循環に陥って最終的に別荘を売却するという話もよくあります。

また、若いうちは苦でなかった庭仕事や草刈りも、10年後・20年後では疲労感も違ってくるため、将来の自分や家族の状態も想像しながら別荘の規模や庭の面積が「実際に手入れをし続けられる規模かどうか」を考えておかなくてはなりません。

その上で、別荘管理会社のオプションや民間のサービス(風通し・ハウスクリーニングなど)を利用するといった対策を講じて、心身の負担を減らすことが大切。

別荘で快適に過ごしたいための掃除や草刈りが負担で別荘に行かなくなってしまったら、それこそ本末転倒です。

2. 高額すぎる

ここ数年の別荘ブームによって地価が高騰していることに加え、人件費や交通費・資材の価格高騰により、別荘の購入は10年前に比べると1.5倍〜2倍になっていると言われています。

つまり、これまで5,000万円で購入できた物件も今では億に迫る価格になっているのが現状で、実際軽井沢など人気の別荘地では新築別荘の購入には最低でも1億円の予算が必要なのだとか。

比較的安価な中古別荘を購入してフルリフォームを施すというパターンもありますが、戸建てのフルリフォームの相場は1坪あたり60〜100万と言われていて、50坪の建物でも3,000〜5,000万円のリフォーム代がかかります。

別荘所有者が実際に別荘に滞在する日数は平均しておよそ年間30日と言われています。コンスタントに利用するとして10年で300日。

1泊5万円分の楽しみと考えても、1年で150万円、10年で1,500万円・・・、新築なら元を取るのに50年、中古リフォームでも20年以上はかかるということになりますね。

ステイタスや節税対策など、別荘以外の目的があるなら別ですが、単純に滞在を楽しみたいだけで所有するにはいささか高額すぎる買い物のようにも思えます。

3. 維持管理費が高すぎる

別荘にかかるお金は、購入費用だけではありません。

  • 別荘地の管理費
  • 光熱費・上下水道代
  • 修繕費
  • 通信費(wifiなど)
  • 火災保険
  • セキュリティー
  • 温泉権利金・利用費
  • 固定資産税・住民税
  • 交通費

などなど・・・

一般的に別荘の維持管理費は月に5万円〜と言われていますが(年間60万円程度)、規模や立地によってはその数倍になる場合も。また、大規模な修繕ともなると一気に数百万円が必要になるため、別荘にかかる予算を常にプールしておくことが重要。

これらの維持管理費は、交通費を除いて、別荘を全く利用しなくても自動的にかかるお金になるため、継続的な世代を超えた負担となっていく危険もはらんでいます。

年間60万、10年で600万円、30年で1,800万円・・・と考えると決して安易に捉えることのできない金額だと思います。

実際、別荘を手放した人や「後悔している」と感じているオーナーがその理由に挙げるのが、思った以上に高額で継続的な維持管理費だと言われています。

ひとつひとつは数万円の維持管理費も、最終的に大きな年間出費となる場合があるため、あらかじめしっかりと把握しておくことが大切。

その上で、問題なく長く持っていられるかどうか、検討することをお勧めします。

4. 買い出しや料理が面倒

別荘地というと、自然豊かで静かな場所にある一方で、飲食店やコンビニ・スーパーなどから少し距離があるイメージですよね。

実際、別荘に行くたびに買い出しに出掛けて半日潰れる・・・という声をよく目にします。

せっかく買い出しに行ったのに、気がついたらキッチンペーパーがない、ラップがない、食材を買い忘れた・・・、何度も往復してせっかくの滞在時間を無駄にしてしまうのは勿体無いですよね。

そして毎回別荘での料理も、作る手間はもちろんですが、食材を余らせないように工夫をしなくてはならなかったり、BBQをしたら後片付けが面倒だったり・・・。

普段自宅で食事や家事を担っていることの多い奥様にとっては、「せっかくの休暇で別荘に来てもやっぱり家事か」とげんなりしてしまい、別荘に行くことが憂鬱になってしまうこともあるようです。

都会ならUber Eatsなどのデリバリーを利用するという手もありますが、別荘地ではサービスエリア外なことも多いので、おのずと選択肢も狭くなってしまいます。

だったら外食・・・と思っても、特にお酒を嗜みたい方は車の運転ができないし、何よりも気心知れた家族や友人だけの食事を別荘で楽しめないのは残念。

テイクアウトやお惣菜、冷凍食品などの手軽な食材をうまく取り入れたり、食洗機を使ったり、消耗品は多めにストックするなど、なるべく都度の負担を減らせるよう工夫をしていけたらいいですね。

5. 売れない

人気の別荘、万一使わなくなってしまっても、売ろうと思えば簡単に売れるだろう、もしかしたら価値が上がっているかも知れない・・・そう思う人も多いかも知れませんが、現実はそんなに甘くありません。

どんなにデザイン性が良く、予算をかけて作られた別荘でも、時間が経てば老朽化するし価値も下がっていきます。

売る価値として査定の対象になるのはほとんど土地だけで、建物自体にはほとんど評価が残らないどころか、修繕や取り壊しが必要であればそのぶんマイナスとなってしまうことも。

また、別荘にかかる固定資産税や住民税はもとより、別荘地では管理費もかかるため、不動産会社が買い取りたがらないという事情もあります。

買主も購入後にすぐにリフォームが必要だったりとすぐに利用できない上に、継続的な維持管理日や税金が即発生するため、別荘の状態によってはいつまでも買い手が見つからず、最終的にはお金を払って不動産屋さんに引き取ってもらうということもあるのだそう。

そもそも、生活に必要な一般住宅に比べるとニーズが限られる別荘なことや、売りたいと思った時に別荘自体のトレンドがどう変化しているかも分からない以上、安易に「いずれ売ればいい」と考えない方が無難です。

リスク回避にシェア別荘

せっかく夢の別荘、精神的・金銭的負担が大きくなって後悔することにならないためには、別荘の良い面だけでなくデメリットについても事前にしっかり把握し、うまくハンドリングできるかどうかを検討しておくことが大切です。

とはいえ、先々のことまで見通して考えるのはなかなか難しいところもあり、大きな買い物ということもあって決断できないままでいる方も多いのでは。

そこで、前項で挙げたような「別荘所有のリスク」を回避できる方法として、ここ数年で市場が急成長している「シェア別荘」をご紹介したいと思います。

シェア別荘とは

シェア別荘とは、その名の通り別荘をシェアするという考え方ですが、いわゆるシェアハウスのようにひとつの空間に他人同士で居合わせることはありません。

運営会社によってサービス内容は異なりますが、大きく分けると以下の3タイプに分類できます。

  • 所有型シェア別荘:複数のオーナーでひとつの別荘を共同購入
  • 会員制シェア別荘:会員権を購入して複数の別荘を利用
  • サブスク制シェア別荘:月会費や年会費を支払って一軒または複数の別荘を利用

所有型のシェア別荘は、ひとつの物件を複数オーナーで割り勘なので、個人で別荘を購入するよりもリーズナブル。所有権もあるため「別荘を買った」という意識が持ちやすいのが特徴です。

会員制シェア別荘は、最初に会員権を購入するシステムで、一般的なリゾートホテル権に似ていますが、宿泊先がホテルではなくヴィラ型の別荘で、より開放的な滞在が楽しめる上に、複数箇所の別荘を優待価格で利用できるといったメリットがあります。

サブスク制のシェア別荘は、所有権や会員権のように手元に残る権利はない代わり、初期投資が少なく手軽に利用できる反面、利用しない月でも料金が発生するというデメリットもあります。

いずれのタイプも、個人所有の別荘のように「自分が好きな時に好きなように使え、カスタムも自由にできる」というわけにはいきませんが、その分個人所有の別荘が持つリスクを回避できることから、新しい別荘のスタイルとして人気が高まっています。

前項で紹介した「こんな別荘は嫌だ」の5項目について、シェア別荘の場合と比較してみます。

1. 掃除・草刈り不要

シェア別荘では、掃除や草刈りなどの設備管理は全て運営会社で行われます

寝室のリネンやタオル、お風呂、キッチンなど、洗濯や片付けにも手を煩わされることなく滞在を最初から最後まで楽しめるというのは、それだけでとても気が楽ですよね。

友人やゲストを招く際にも、事前にハウスクリーニングや庭の手入れをしなくても常に清潔で整った状態にしてあるので、お互いに気を使うこともなく気持ちの良い滞在が可能に。

掃除に始まり、掃除に終わる・・・そんな別荘ライフとは無縁というのは大きな魅力です。

2. 価格のハードルが低い

土地の価格や建築費が高騰している昨今、個人である程度の別荘を持つには中古であっても数千万、新築なら1億以上と言われています。

その点、シェア別荘であれば所有型タイプでも1/10ほどの予算で別荘の購入が可能。

例えば日本各地に所有型のシェア別荘を展開しているResidenice Villaでは、数億規模の温泉やプール付きの高級別荘でも、1,600万円〜2,500万円で購入できます

会員権タイプやサブスクタイプであれば、さらに初期費用も抑えられるため、手軽に別荘ライフ体験をしてみたい人や、いろんな別荘に泊まってみたい方にお勧め。

日本最大級の会員制シェア別荘Grandeでは、日本各地の100棟以上のヴィラを半額以下の優待価格で利用できるため、季節ごとに場所を変えて楽しむこともできます。

3. 維持管理費が少ない

別荘所有のリスクのひとつが、維持管理費です。

記事前半でご紹介したように、別荘自体の管理費に加え、光熱費、温泉利用費、セキュリティーなど、一般的な別荘で年間平均して60万円かかると言われています。

それに加えて、突発的な修繕や大規模なメンテナンス、家電の買い替えなどで、数十万〜数百万の臨時出費もあるため、金額も一定ではなく予算が組みにくいという側面も。

その点、シェア別荘であれば前述の所有権タイプのResidence Villaで年額24万円、会員権タイプのGrandeでは年額10万円と、コンパクトな上、修繕費用などが別途かからないため予算の管理がとてもシンプルです。

所有権タイプの場合は固定資産税や火災保険料もかかりますが、複数オーナーで折半する形となるため、個人負担に比べて1/10以下とリーズナブル。

初期費用だけでなく、継続的な維持管理費を抑えられる上に、修繕や家電の買い替えなども運営側で行ってくれるので、時間や労力も節約にもなります。

4. 食材付きプランや出張料理が利用できる

せっかくの別荘でのんびり過ごしたいのに、買い出しや料理、片付けで結局家事ばっかりしている・・・、そんな残念な大罪にならないための工夫がシェア別荘にはあります。

買い出し要らずのBBQの食材付きプランや、提携料理店のシェフが出張料理に来てくれるオプション、ケータリングサービスなど、食事にまつわる手間暇から解放される上に美味しい料理が楽しめるのも、シェア別荘ならでは。

誕生日や記念日、大切なゲストを招いた日など、特別な日にも相応しいお料理が別荘に居ながら味わえたら素敵です。

もちろん旅館やホテルとは異なり、自由に好きな飲み物や食べ物も持ち込めるので、自分が過ごしやすいようにうまく組み合わせながら利用できるのがいいですね。

5. 売却も可能

将来的に別荘を手放そうと思ってもなかなか売ることができず、経費ばかりかかってしまう・・・、老朽化して大規模な修繕が必要になるため手放したい・・・、別荘を所有するオーナーの頭を悩ませるのは、別荘は最終的にどうなるのか?という問題。

もちろん、次の世代やさらに次の世代がずっと大事に使ってくれれば幸せですが、先のことは誰にも分からず、最悪の場合は子孫を悩ます「負の遺産」になってしまう可能性もあります。

その点、所有型シェア別荘のResidence Villaは、20年〜30年後の期間で全てのオーナーから建物部分の買戻しをする契約形態を採用しています。

つまり、20年〜30年後には運営元に引き取ってもらうというシステムです。

というのも、それだけの年数が経てばある程度の老朽化も進み、屋根の修理や外壁の塗装などの大規模なメンテナンスを実施する必要がありますが、オーナーが複数いて常に稼働状態のシェア別荘で大きな工事をすることは困難。

そのため、20年〜30年後には運営会社で買取を実施して、オーナーの手から別荘は戻されるというわけです。

建物自体の価値は年月が経つと下がってしまうため、購入時の金額から比べると少ない金額にはなりますが、利用せずに維持費だけがかかり続ける別荘を売れるまで所有しなくてはならないことを考えると、ずっと身軽でリスクの少ないシステムです。

20年〜30年後というと、50代で購入したオーナーが70代〜80代になる頃。そこで一度精算することが前提というのは、ダラダラと老朽化してしまった物件を持ち続けるよりもずっとスマートで合理的です。

まとめ

別荘を持つというのは、憧れる人は多いものの、実際の購入や維持管理には多くの予算や労力がかかるため、ハードルが高いと感じている人も少なくありません。

別荘の持つデメリットや不安要素をなくし、より身軽でリーズナブルにラグジュアリーな別荘を利用できるシェア別荘、今の時代にもフィットした新しい別荘のスタイルとして選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょう。

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