ここ数年、じわじわと人気になっているのが「別荘所有」。
コロナ禍での休日の過ごし方やリモートワーク環境の整備などもあり、「都会の喧騒を離れて、自然豊かな場所で休暇を過ごせる別荘が欲しい」と考える人が増えています。
日本では80〜90年代のバブル期にも空前の別荘ブームがあり、「軽井沢や那須に別荘を持って家族と週末を過ごすのがステイタス」みたいな時代がありました。
しかし、その時代に建てられた別荘が手放され、中古別荘として売りに出されているのはどうしてなのでしょう?
今の時代に新たな別荘ブームが訪れ、また同じ理由で後悔しないために、別荘購入で後悔したという声を集めてみました。
後半では、別荘所有のリスクを回避しつつ、快適な別荘ライフが楽しめる貸別荘・シェア別荘もご紹介するので、最後まで目を通してみてくださいね!
別荘購入で後悔したことTOP10
では早速、別荘を所有したことで後悔したことTOP10をご紹介していきたいと思います!
(参考:「Yahoo!知恵袋」「発言小町」などの意見交換サイト、Youtube、ネット記事など)
後悔 ①:掃除が大変
とにかく声が多かったのが、「掃除が大変」という意見。
月に数回利用している場合でも、到着したらまず空気の入れ替え・布団干し・埃おとし・カビ取り・窓拭き・庭の草刈り・木の剪定・落ち葉の片付けなどなど、掃除だけで毎回半日以上費やして、それが億劫になり足が遠のいた・・・という意見がとても多いです。
中軽井沢に父の別荘があった。
発言小町
子供の頃はよく行ったが、大人になると年に数回に。
冬は寒すぎて楽しくないので行かない。
両親が亡くなってから別荘を手放すことにした。
別荘の維持が大変なので。
住んでないので、春夏は庭が草ぼうぼう、秋は落ち葉で庭が台無し。
到着すると、家に中の空気の入れ替え、水回りの清掃、ガラス掃除などなど・・・が、懲り懲り。
筆者も小さい頃に何度か知り合いの別荘に行ったことがありますが、窓が全て閉めてあるはずなのに畳に蜂やブヨの死骸が落ちていたり、布団がじっとりと重くカビ臭かったり、床がなんだかザラついていたり・・・が気になって、あまり楽しみではなかった記憶があります。
お金を払ってハウスクリーニングや庭の整備、空気の入れ替えなどを業者にお願いできる環境であれば問題ないですが、別荘を買うときにはそこまで予算としてなかなか考えられないものですよね・・・。
ハウスクリーニングはスポットで頼んで2〜3時間1万円前後が相場だそう(参照:きれい家レオン)ですが、行く前に頼むだけでは布団や家具のカビを防ぐことも難しく、定期的に手入れを行う必要があります。
庭の草刈りなどは規模にもよりますが、30坪で2〜3万円程度が相場だそう(参照:ミツモア)なので、お庭が広ければその分価格も上がることに。
また、掃除や片付けなどが女性の役割になる場合も多いらしく、主婦側からの不満意見もちらほらありました。
以前、別荘を所有していた。
最初は嬉しかったが、次第にしんどくなり売却。海の目の前だったのだが、着いた日は大掃除に追われる。
特にトイレやお風呂の水回りは、10ヶ月も使っていないと大変。
庭の雑草も伸び放題で主婦としては、大変だった。15軒くらいの別荘で、管理人さんをひとり頼んでいたが、玄関前の除草と空気の入れ替え程度で、室内の掃除や布団干しなどは頼めなかった。
帰る日も、しっかり掃除しないといけないし、シーツを洗濯したり主婦はのんびりできず、10年くらいで疲れ果てた。
発言小町
行きたくない時にも行かなきゃいけない。到着しても休まらない。自分で作らなきゃ食事も出てこない。帰りは水回りなどを完璧に乾かさないと、カビて部屋も臭くなる。
私は主婦なのもありますが、わざわざ旅に出てそんなに動きたくもないですね。
Yahoo!知恵袋
以前所有していましたが、転職して休みがなくなり売却しました。
Yahoo!知恵袋
主婦の仕事が多くなるので、お子さんの年齢にもよりますが家事を
家族みんなで分担できなければ、そのうち主婦が行く事を拒むようになるでしょう。
奥様が好きかどうかにかかってくるかと思います。
せっかくの別荘も、奥さん・お母さんを疲れさせて機嫌を悪くしては元も子もありません・・・「わたしはもう行きません!」と言われてしまわないよう、協力し合うのも大切ですね・・・!
後悔 ②:維持費が高い
同じく別荘を所有している(していた)人からの声が多いのが「維持費が高い」という声。
別荘の維持費は固定資産税のほか、水光熱費等の基本料金、設備が古くなった時の修繕代、樹木の管理費など一戸建ての家を持つとかかる費用と同じくらいかかります。(年50万円くらい)
発言小町
私が保有している別荘で一番維持費が高いのは、維持管理費で年間200万円(税抜)くらいです。
留意する点は、庭の管理がどれだけ大変か?
家が痛むのは個人の都合なので良いですが、庭が荒れて周辺の家に迷惑が掛からないようにしなくてはいけません。
Yahoo!知恵袋
別荘を持てば固定資産税や樹木の伐採など維持管理費用も馬鹿にならず、使用頻度が低いので傷みも早く修繕費用などもかさみます。
発言小町
一般社団法人不動産流通経営協会が2022年3月に調査した「複数拠点生活に関する意向調査」によると、別荘やセカンドハウスの平均維持費は月額5.4万円程度、年間で60万円程度だそう。
ネットの声でも「年に5〜60万はかかる」という意見が多く、かなりリアリティのある数字であることがわかります。
維持費の内訳は、
- 管理費
- 光熱費:電気・ガス
- 上下水道料金
- 通信費
- 火災保険料
- 修繕費
- 修繕積立金
- 温泉基本料・使用料
- 借地料
- 交通費・娯楽費
- 税金:固定資産税・住民税・都市計画税など
となっていて、交通費・娯楽費以外は別荘を使おうが使うまいが、所有している限り支払い続けるお金です。
毎週末くらいの頻度で利用していればそこまで気にならないかもしれませんが、年に数回だと、かなりコスパが悪く感じるのも確かにわかります。
この維持費の高さから、次の世代が相続することを嫌がるというパターンがとても多く、90年代の別荘が今手放されている原因のひとつになっているそう。
固定資産税に関しては、建物の価値は年々下がるのに対して土地の値段はさほど変わらないため、土地の面積が大きくなりがちな別荘ではかかる固定資産税も比較的多くなりがちなのだとか。
後悔 ③:冬の対策が面倒
続いて後悔の声で多かったのが、「冬の対策の大変さ」です。
冬には前もって雪の備えが必要。帰るごとに水抜きして、行っても初日の半日は掃除で終わる。
発言小町
私の山荘は避暑地にあるので、3日前までに管理事務所に連絡して水道管の凍結防止に電源を入れてもらいます。
事前に温めておいてから水を通さないと、水道を通した瞬間に凍結し、破裂してしまいます。水洗トイレの中に溜まっている水は放置して帰ると便器が破裂します。
帰った後で管理事務所が全ての水抜きをしてくれます。
ちなみに、水出し、水抜きを依頼すると1回6,000円かかります。それに、積雪があると道路から1階の車庫まで入れないため、管理事務所で除雪車で除雪してくれます(無料)。
冬は暖房を全開してもなかなか暖まらず、一旦温まるまで6時間くらいかかってその間は寒いです。
Yahoo!知恵袋
そんな訳で、最近は冬は利用しなくなりました。
寒冷地では水道管が凍って破裂しまうため、水抜きの作業をしたり、管理会社に水道の元栓を閉めてもらったりする必要があります。
また、雪が積もる地域では雪かきをしないと別荘まで辿り着けない、屋根の雪下ろしをしないと危ないということもあり、毎回時間と体力を消耗して疲れる・・・という意見も。
さらに「到着しても部屋が寒すぎで、ストーブで暖かくなるまで何もできない」「久しぶりに行ったらボイラーが故障していてお湯が出ない」など、辛く悲しい思い出もちらほら。
別荘のイメージというと、薪ストーブで部屋は暖かく快適なイメージですが、みなさん色々苦労をされています。
別荘購入の際には、水抜きなどの作業や雪かき、雪おろしを管理会社でやってくれるか、建物の断熱性はどうか、など確認しておく必要がありますね。
後悔 ④:高齢化
オーナー自身がだんだんと歳をとって、草刈りや雪かきをする体力がなくなってきて、手に負えなくなる場合も多いようです。
バブル時に親(当時50代)が別荘購入しました。
友人を招待して休日過ごしたり、私たち家族・ペットも何度も連れて行ってもらいました。
親は定年退職後、月1~2回訪れて読書や庭いじりを楽しんでいたようです。現在親は一人で行くのは難しくなり、売却も考えているようです。
発言小町
おそらく同世代で同様の方が多く、別荘地は今、安く売りに出ている物件が多いようですね。
親世代が亡くなって相続した別荘の扱いに困っている話もよく聞きます。
高齢ということでなかなか土地の手入れをするのが厳しく、何年も放置していたため草木がぼうぼうになっています。
Yahoo!知恵袋
河口湖に別荘を持ってます。
実はもう高齢であと3年行けるかどうか、わかりません。
行けなくなったら売却したいと思ってます。
Yahoo!知恵袋
同時期に建売された周りの別荘のオーナーも同じように歳をとり、体調を崩したり家族が集まらなくなって足が遠のいていき・・・と、別荘地全体が過疎化してゴーストタウンのようになっている事例も各地にあるそう。
そうなってくると、近所付き合いはもちろん、うら寂しく朽ちそうな別荘があちこちにある集落で、明かりも少ない暗闇の中夜空の星を楽しむ心の余裕もなくなってしまい、やがて自分も行かなくなってしまうのだとか。
後悔 ⑤:売れない
「使わなくなったり、維持費がかかって困る別荘なら、売却してしまえば良いのでは?」と思いがちですが、ここで多いのが「売れない」という声。
不動産としての流動性はかなり低いので覚悟しておきましょう。
発言小町
買ったらなかなか売れません。
数年前から伊豆の別荘を売りに出しているのですが全然売れません。
Yahoo!不動産
別荘1,000円でも私は買いません!! 管理費固定資産税が年間50万円もするなら要りません!
yahoo!不動産
中古の別荘で、たまに信じられないような安価で販売されているものがありますが、それもそのはず、売れない別荘というのが世の中にはたくさんあります。
中には、売主がお金を払ってでも買主に引き取ってもらう場合も(参照:伊豆の別荘が“マイナス50万円”でも売れない? 空き家問題で増え続ける「マイナス価格物件」の実態)。
お金を払ってでも売りたい!と思うのは、やはり維持費・管理費といった固定費が永遠にかかり続けるから。
そして、購入する側もリフォームや浄化槽の手入れ、温泉の権利金などはもちろん、維持費が買った瞬間から発生するので気軽に手が出せません。
築年数の多い安価な中古別荘を購入して、仮にフルリフォームを施したとしても、売るときにリフォームは考慮されないため土地だけの査定となるので売値に期待もできません。
少しでも売却時のことを考えるのであれば、
- 軽井沢・八ヶ岳・安曇野・那須高原など人気の別荘地の好立地の物件を狙う
- 管理が行き届いていて築年数が浅く、状態の良い物件を探す
- 交通アクセスがよい場所を選ぶ
などを考慮して、なるべく土地・建物の価値を維持できるようにすることをお勧めします。
後悔 ⑥:”負動産”になる
前項で紹介した記事にもあるように、使わなくなった別荘を持ち続け、そのまま相続してしまうと、不動産ならぬ「負動産」になってしまう可能性が高いです。
親世代は「富動産」だと思って購入して利用していた時期もあるのに・・・と思うと切ないです。
子孫に引き継ぐとしても、一生に渡って経費がかかります。
発言小町
売りに出してるから!売れないから!使ってないから!!と言っても維持費は別荘がある限り支払い義務があります。
相続放棄しても管理責任からは逃げられません。未来永劫、子どもの給料まで差し押さえして来ますよ。
Yahoo!不動産
親から相続した別荘の管理組合から月額管理費3万円の請求が。
使わないのに毎月3万円の負担はつらい。
遺産相続コンシエルジュ
隣地の方から、雑草が敷地に入ってくるから除草してほしいと苦情がきた。
遺産相続コンシエルジュ
除草の見積もりを取ったら10万円!
親は認知症で施設入所していて使わないし、自分も使わない。
雑草費用以外にもコストがかかるから、維持管理が大変。
購入した本人が「使わないのに維持費がかかるなぁ」と思い悩む分にはまだいいのですが、「いずれ自由に使ってくれていいよ」なんて気軽に残された子孫にとっては迷惑でしかありません。
- 管理費・維持費がかかり続ける
- 建物の維持 / 解体費用
- 売却の手間
いざとなれば相続破棄・・・と思っても、別荘だけを相続から外すことはできないため、その場合はすべての相続を破棄しなくてはならない(参照:イエウール)とのことなので、子供にとって大きな決断を迫ることになってしまいます。
そのため、「負の遺産を残さないために売らなくては」「売れなくて困った」という公開の声になってしまっているのが現状です。
せめて子供世代が利用しやすいように、交通の便がよく生活圏から1時間以内あたりに収めておくと良さそうです。
後悔 ⑦:不便すぎる
別荘を持ちたい、と考える人の多くは、普段都会で暮らして「休みの日は喧騒を離れた自然豊かな場所でのんびりしたい」「子供に虫や星空など自然体験をさせてあげたい」と願っていると思います。
そして晴れて自然豊かな場所に別荘を購入し、いざ別荘通いを始めてみると、「不便すぎる」という後悔に・・・。
生活するには不便な所と言う事が多いです。
週末だけとかなら良いのですが、スーパーまで1時間とかでは普通に生活が出来ないです。
発言小町
修理や作業を業者に頼むとしても、チェックやサインなどで行かなければならないことは多く、仕事が忙しかった父は片道3時間を日帰りで行ったこともあります。
Yahoo!知恵袋
別荘はリゾート地に建っていることが多いので、周辺にコンビニやスーパーがないことも多い
TOKYU VACATIONS
そんなことは重々承知の上で決めたはずなのに、いざトラブルになるとその不便さを改めて思い知った・・・という方が多いですね。
- 急にトイレの配管が詰まったが近くにホームセンターもなく、一晩中トイレが使えなかった
- 急に子供が熱を出したが近くに病院・ドラッグストアがなく不安だった
- 買い出しで半日かかる
- 車がないと何もできない
- 携帯の電波が届かない
などなど・・・。
特にスーパーやコンビニ、ドラッグストアが近くにないという状況は、都会暮らしではなかなか想像しにくいですが、買い忘れがないように毎回色々なものを買い込まなくてはならず荷物が増えたり、調味料類がたまにしか行かないため余って毎回買い直し、車がパンクしようものなら、もう完全にお手上げ状態です。
当然Uber Eatsも呼べませんし、ガスボンベや炭などもたくさん用意、そういった不便を楽しめる人でなければ別荘を長く楽しむのは難しいようです。
後悔 ⑧:利用頻度が少ない
別荘購入を決めた時には「毎週末は別荘に行こう」「夏休みはずっと別荘で過ごそう」と構想を膨らませていても、実際に脚を運ぶ回数は減ってしまうようです。
父が那須高原に別荘を持っている。
Yahoo!知恵袋
幼い時には週末遊びに行くのが楽しかったが、大人になるとほとんど行かなくなり、いま購入から20年が経ちました。
別荘は、購入当初は毎週末に通って利用することが多いと思いますが、子供が大きくなったり家庭内の環境が変化すると利用頻度が下がってしまうことがあります。
個人間売買サポートセンター
自宅から車で2時間30分ですが、行かなくなりますねー。
Yahoo!知恵袋
月に2回行けばいいほうです。
別荘地である熱海市役所によるアンケート調査では、およそ70%の別荘所有者がほぼ毎月利用していて、「月2回程度」以上利用している方が4割強となっています。
釣りをするとか、冬季スキーを楽しむなど明確な利用目的がない限り、月に1〜2回の利用に落ち着く場合が多いようですが、「月に1〜2回は利用しないと、維持管理できない」という現実もあるようで、実際には10年も経てば飽きが来てしまうことも多いようです。
結婚前に購入した複数の別荘がありますが、どこの別荘も10年も持っていれば、遊びつくして、だんだん飽きてきます。
発言小町
子供が小さなうちは家族みんなで楽しく利用できていた別荘も、子供が思春期を迎え、進学で一人暮らしを始め、社会人になり・・・と、家族で仲良く集まれる時間はどんどん減少。
さらに飽きが来てしまうと愛着も薄れて、面倒な掃除やメンテナンスも億劫になっていきます。
それと同じことが近隣の別荘でも起こり、だんだんと利用者も建物も年齢を重ね・・・、今ではぱっと見きれいな別荘地であっても、実際は利用していない空き家状態のゴーストタウンという例も少なくないのだそう。
別荘地は結構利用者多いですが、朽ち果てている建物もよく見かけます。
Yahoo!知恵袋
あまりに利用が減り別荘地の管理自体が続かなかったのか、数件見かけた別荘も、管理棟もすべて撤去され、道路入口はバリケードで塞がれ、寂しい眺めです。
発言小町
別荘の購入は5年後や10年後だけでなく、20年、30年と先々のことまでしっかり考えなければならないと改めて思わされますね・・・。
後悔 ⑨:行く場所が限られる
後悔の意見として、なるほどなと思ったのが「行く場所が限られる」というもの。
別荘を持つことで生活範囲が狭まり、他の場所へ行く機会が減る。
handnblog
食事も自分の別荘で作る必要があるため、外食の機会が減る。
handnblog
別荘があることで、旅行先が別荘に縛られる点もデメリットかなと思います。
新電力比較サイト
私は夏に別荘以外の場所に旅行したことが一度もないです。
「今度の週末、どこかに行く?」なんて会話、家族でするのは楽しいですが、「そろそろ別荘行かないと・・・」「別荘買ったし使わないと・・・」「そのために別荘買ったし・・・」みたいに、別荘の存在で行動範囲がむしろ狭まってしまうパターンもあるようです。
最初のうちはBBQをしたりピザ窯でピザを焼いたり、山菜採り、釣り、地元の食材など、食事を楽しむこともできていたけれど、毎回の食材の購入や用意にも時間がかかり、徐々に「近所に居酒屋でもあればなぁ・・・」なんて思うように。
なんとなく想像できますね・・・。
後悔 ➉:近所付き合いが煩わしい
たまにしか利用しない別荘だから、そんなに近所付き合いや地域のしがらみもないだろう、と思ったらそうでもなかった、という後悔もありました。
別荘地でないところは、ゴミ出し、草刈り、除雪などで、生活するためにはよそ者扱いされても地元の人と上手く付き合っていくスキルが必要になります。
Yahoo!知恵袋
今年農地を住宅用に購入し、別荘を建てたのですが 周りは現役の畑です。
Yahoo!知恵袋
我が家は囲いも無く、元畑の中にぽつんと立っているためか、 近所の農家の人が平気で我が家の敷地を歩いていきます。
最初は新参者だからと 我慢しましたが、やはりプライベート空間なので気になります。
自分が購入した別荘と、ほかの所有者がいる別荘との距離が近いと、立ち寄ったタイミングによっては近所付き合いが発生することがあります。
別荘を訪問するタイミングが近隣住民と同じだった場合、騒ぎすぎるとクレームを入れられたりするため、心おきなく楽しめなくなる点には注意が必要です。
リバイブリゾート・システム
別荘地の中であれば、基本的には都会から遊びにくる人たちだし、たまにしか会わない・自治会がないなど、近所付き合いは薄い傾向にあるようです。
それでも、別荘地内のルールがあったり、「挨拶をする」「適度に距離を置く」「SNSでの発信に気を付ける」など他のオーナーさんと良好な関係を保つための配慮は必要になります。
別荘地以外だと、「いずれは移住してもいい」くらいの気持ちで購入した別荘も、結局ご近所・自治会トラブルなどで断念する羽目になったりすることもあるのだとか。
逆に、近所が遠く人付き合いが全くないのも、何かあった時不安という意見もあり・・・、バランスって難しいですね。
別荘経験者が勧める「貸別荘」と「リゾート会員権」
このように別荘を購入したことを後悔している人は、少なからずいるようです。
もちろんその反面、
- 日々の喧騒から離れてリフレッシュできる
- 満天の夜空を楽しみにしている
- 自然に囲まれた環境で、美しい景色を楽しむことができる
- 2拠点生活が楽しめる
など、別荘を持つことの喜びもあります。
そこで別荘所有経験者さんたちの声で多いのが「貸別荘やリゾート会員権を利用するのがいい」という意見。
別荘購入考えた事ありますが、固定資産税、メンテナンスで結構かかります。
発言小町
1ヶ月に2〜3回行くなら別ですが、年に1〜2回なら貸別荘の方が安くつきます。
確かに価格はお手頃なものもあるんですよ、別荘。
でも、維持、特にオフシーズンの手入れが大変です。
人を雇って行ったり業者に頼む場合はお金もかかります。
年に2~3度行くだけなら貸別荘の方がお手軽でいいですよ。
Yahoo!知恵袋
私は愛犬連れで貸別荘を利用しています。
常連なのでオーナーさんも知り合い状態です。
ホテルよりずっといいし、着いたらすぐにくつろげるし、オーナーとしてのわずらわしさがないところがいいです。
多少、高く感じるかもしれませんが、貸別荘、いいですよ。
Yahoo!知恵袋
会員制のリゾート権を購入して、今週末は箱根、来週は軽井沢、再来週は伊豆高原、その次は蓼科とかのほうが、飽きなくて良いと思います。
Yahoo!知恵袋
リゾート会員権を持ってますこれがまたとても快適です。
Yahoo!知恵袋
行きたくなったら愛犬を連れて何の用意もせずふらーと行ったり、何よりも同じ場所じゃ飽きますが、いろんなところに行けるのがいいです。
一度は別荘のオーナー経験がある人たちの発言なので、「貸別荘やリゾート会員権の方がいい」という意見もなるほどな・・・と思わされます。
この「貸別荘」と「リゾート会員権」を組み合わせた「シェア別荘」がここ数年注目を集めているのでご紹介します!
会員制リゾート権の貸別荘
全国に100ヶ所近い宿泊施設を運営しているマリントピアリゾート(株式会社にしがき)が提供している「Grande」は、国内最大級のシェア別荘型リゾート会員権を販売。
会員になると日本各地の高級別荘スタイルのヴィラを優待価格で利用できるという、まさに「貸別荘とリゾート会員権が一緒になった」ようなサービスです。
今回ご紹介した「別荘を購入して後悔した声」を投影してみると、別荘所有との違いがよくわかります。
別荘所有の後悔 | リゾート会員権型の貸別荘 Grande |
---|---|
掃除が大変 | 掃除やリネン交換などはすべて運営会社が行う |
維持費が高い | 年会費10万円のみ |
冬の対策が面倒 | 凍結の対策や断熱・雪かき雪下ろしなどすべて運営会社が行う |
高齢化 | 体力を使う作業がない |
売れない | 名義変更可能 |
“負動産”になる | 会員権のため固定資産税や高額な維持管理費がかからない |
不便すぎる | 宿泊に必要なアメニティや食事オプション・wifiなど充実している |
利用頻度が少ない | 友人知人も利用できる |
行く場所が限られる | 日本各地の施設を選んで利用できる |
近所トラブル | 貸別荘なので近所付き合いがない |
このように、貸別荘では別荘所有で起こりがちな後悔を回避することができ、さらに会員権ならお得に色々な施設が利用できることがわかります。
ただ、別荘を所有している人全員が後悔しているわけではないので、どんな人にリゾート会員制貸別荘が向いているかをまとめてみました。
会員制貸別荘が向いている人
別荘を所有するよりも、リゾート会員制の貸別荘を利用する方がメリットが多く、向いていると思われるのはこんな人です。
別荘というのは、利用する頻度にもよりますが基本的には掃除・草むしり・空気の入れ替え・カビ取り・寒冷対策など、別荘を快適に維持して心地よく過ごせるための作業が発生します。
こういった作業を家族で毎回楽しめる、または業者に依頼できる余裕がある場合はいいですが、「別荘についたらすぐにくつろげる環境がほしい」と思う方は、断然貸別荘をお勧めします。
前述したように、別荘の維持管理には年間50万円以上かかることが多く、利用しなくても支払い続けなくてはなりません。
貸別荘であればその都度利用料がかかりますが、年に数回の利用であればコストをぐっと抑えることができます。
会員制リゾート権の場合は会員権を購入することで利用料が優遇されるため、長く利用すればするほど特に、
(参照:Grande)
個人でプールや温泉がついている別荘を購入したり、維持管理をするには膨大なお金がかかる上、中古物件も少なくあまり現実的ではありません。
その点、Grandeの高級ヴィラタイプの貸別荘にはプールや温泉を完備してあるところも多く、面倒なメンテナンスや高額な温泉利用権を支払わなくても毎回快適に利用できます。
20年後や30年後を考えた時に、売却する手間や子供の負担になることなどを考えて、「余分な資産を増やしたくない」と考える人にも貸別荘は向いています。
最終的に売ることもできず、維持管理費のみがかかり続ける”負動産”となるリスクを回避するひとつの選択肢と言えますね。
リゾート会員権制の貸別荘なら、日本各地の貸別荘から選んでお得に宿泊できるので、いろんなところへの旅行を兼ねて利用することができます。
年齢を重ねてマイカー移動が難しくなっても、公共交通機関で行ける施設や駅まで送迎のある施設を選べば電車の旅を楽しみながら別荘も味わえて一石二鳥。
会員制貸別荘が向いていない人
逆に、会員制の貸別荘が向いていない人はというと・・・
会員制貸別荘の場合、予約制で利用できる日数にも限りがあるため、夏休みは1ヶ月ずっと別荘で過ごしたい、1週間おきに自宅と別荘を使いたい、などかなりガッツリと別荘で過ごす予定の人や、将来的に移住を考えている人には貸別荘は向いていません。
DIYでリフォームしたり、趣味のものを集めたり、家庭菜園を作ったりと自分だけのお城だったり秘密基地のような別荘を持ちたいと思っている人は、個人で別荘を所有するのが大前提だと思います。
「ちょっと時間ができたから今から別荘に行こう!」「もう1日滞在を伸ばそう」と、予約なしで使えるのも自分の別荘だからこそ。
貸別荘は予約をしたり、キャンセルをしたりの手間や制約があるので、その煩わしさが苦手という人にはあまりオススメできません。
貸別荘はあくまで「別荘スタイルの宿泊施設」なので、個人の別荘と同じように使うことはできません。
ただ、実際に別荘を購入する前に、とりあえず貸別荘でしばらく「別荘生活体験」をしてみるのはオススメです。「こんな別荘を持ちたい!」というイメージも膨らんで、参考になる点も多いと思いますよ。
以上、別荘を購入・所有して後悔した点TOP10と、会員制の貸別荘という選択肢についてご紹介しました。
別荘の考え方や使い方は本当に人それぞれなので、自分に合ったスタイルで別荘ライフを楽しんでもらえたらなと思います!