「別荘を持つ」
「週末や休暇をセカンドハウスで過ごす」
「温泉付きのリゾートマンションでセミリタイアする」
そんな夢を漠然とまたは現実的に、抱いている人は多いのではないかと思います。
特にここ数年は、コロナ禍を経て旅行スタイルにも変化があり、別荘への関心が高まっています。
そこで今回は、首都圏からのアクセスも良く、適度に活気があり、何よりも温泉が楽しめる!ということから人気急上昇中の箱根エリアの中古別荘やリゾートマンション、シェア別荘についてご紹介していきたいと思います!
箱根の魅力
まずは、箱根の魅力について見てみましょう。
箱根の魅力① 首都圏からのアクセスの良さ
まずは、何といっても首都圏からのアクセスの良さが挙げられます。
箱根の入り口である箱根湯本駅へは小田急ロマンスカーで1時間30分。マイカーでも都心から1時間30分ほどで到着します。
箱根というとお正月の箱根駅伝を思い浮かべますが、若者の駅伝とは言え、都心から走って5時間台で片道行けちゃうんですから、そんなに遠くないことが分かりますよね。
都心を出て厚木を過ぎたあたりからだんだんと景色が変わり、小田原を通って箱根へ・・・、程よい移動時間で旅行気分も味わえるのが◎です!
箱根の魅力② 温泉がたくさん
箱根といえば、やっぱり温泉ですよね・・・!
近辺には老舗の日帰り温泉から、カジュアルに楽しめるスパまで、様々な温浴施設が点在しています。
箱根火山の熱で湧き出る温泉には歴史があり、江戸時代にも湯治場として栄えていたそう。
肌に優しいアルカリ性の単純温泉から殺菌力が高く皮膚炎などに効果的な酸性泉・硫黄泉など、効能によって自分に合った温泉を選べるのも嬉しいですね。
温泉三昧で日頃の疲れを癒しながら、のんびりと過ごしたい・・・日本人で良かったと思える瞬間です。
箱根の魅力③ 活気がある
箱根は、日本人だけでなく、海外からのインバウンド旅行客からも人気の観光地です。
観光地なので街の整備もしっかりされているし、程よく活気があって、ショッピングや外食に困ることもありません。
箱根といっても大涌谷の火山だけでなく、周辺には緑豊かな公園やゴルフ場、富士山を臨む絶景スポット、芦ノ湖など、リフレッシュできる場所がたくさん。
特に人気が高いのは、ススキ草原や箱根湿生花園で有名な仙石原エリア。美術館や箱根の自然を感じられるスポットが多く、別荘地としても人気です。
(参照:hakonenavi.jp)
何度も通っているうちに、お気に入りの散歩道やカフェを見つけて、滞在をより楽しめそうですね。
箱根の魅力④ 情緒・風情がある
都心から近くて日帰り温泉も楽しめることから、若者カップルのデートコースとしても人気の箱根ですが、東海道の要である箱根の関所や旧東海道石畳、箱根神社など、「大人の観光地」ならではの情緒や風情を感じます。
夏は涼しく冬は富士山が美しい
箱根の中でも、強羅や仙石原、芦ノ湖など標高が高いエリアは避暑地としても知られていて、夏でも気温が25度前後ととても過ごしやすいです。
では冬は?というと、都心と比べて少し気温が低い程度で、厳しい冬というほどではありません。さらに冬は空気が済んでいるので、富士山がとてもきれいに見えるオススメの時期でもあります。
このような魅力から、箱根は観光地としても別荘地としても、人気が高いというわけなのです!夢膨らみますね・・・!
では、次の項から、箱根の中古別荘、リゾートマンション、シェア別荘を紹介していきたいと思います!
箱根の中古別荘
箱根にセカンドハウスを持ちたいと考えた時に、手軽に探しやすいのが「中古別荘」です。
(参考:SUUMO)
土地の選定や地盤改良などから始めて家を建てるよりは、ずっと短期間で予算も少なく済むことは想像に難くありません。
箱根の中古別荘の相場
というわけで、SUUMOの箱根中古別荘物件から、いくつか例を挙げてみます(2024年5月現在)。
土地面積 | 建物面積 | 間取り | 最寄駅 / バス停 | 築年月 | 価格 |
1195.16㎡ | 229.93㎡ | 3LDK | 強羅 | 1981年12月 | 4,500万円 |
881㎡ | 118.15㎡ | 4LDK | 小涌谷 | 1976年12月 | 1,300万円 |
704.13㎡ | 90.67㎡ | 2LDK+納戸 | 南仙石原 | 1993年 | 3,500万円 |
440.3㎡ | 168.21㎡ | 4LDK+納戸 | 箱根湯本 | 1999年3月 | 4,800万円 |
762㎡ | 164.92㎡ | 3LDK+納戸 | 強羅 | 1994年4月 | 5,000万円 |
2314㎡ | 274.88㎡ | 5LDK | 強羅 | 1982年10月 | 4,500万円 |
1009㎡ | 356.8㎡ | 7LDK | 箱根湯本 | 1971年7月 | 2,800万円 |
現在販売されている中古別荘のほとんどがそうであるように、箱根の中古別荘も70年代〜90年代初頭までに建てられたものがほとんどで、価格帯も4000万円前後のものが多いです。
箱根という土地柄からしても、かなり高額な物件が多いと感じますが、古い物件になるほど(当然ですが)安い傾向にあるようです。
また、強羅エリアはリゾート地として人気が高く、最近はインバウンド向けの大きなホテルもどんどん増えているため、景観が良い場所を確保し続けられるかどうか、不安なところではあります。
意外に安い価格で売りに出ていたりする場合は、近々新しい建設予定が近くでないかどうか、確認した方がいいかも。
リノベーション費用が高額になる場合も
とはいえ、90年代に建てられた物件も既に築30年。あちこちガタが来ていたり、ある程度のリノベーションは必要になりそうですよね。
ちなみに、中古住宅のリノベーションの費用は・・・、
一戸建て住宅のリノベーション価格は1㎡あたり10万円~22万円程度と幅があります。フルリノベーションの費用目安は、約1500万円〜2500万円となっています。
https://shuken-renovation.jp/
ということなので、少なくとも5000万円以上は必要になるかな、と思われます。
また、中古別荘を購入する際には、土地や建物、リノベーションの価格だけでなく、快適に住めるようにするための設備投資、維持するための継続的な費用も必要となります。
こちらの記事にまとめてありますので、参考にしてみてくださいね ↓
箱根のリゾートマンション
手軽にセカンドハウスを持つ、もうひとつの方法が「リゾートマンション」です。
一戸建てではありませんが、その分管理人さんが居たり、共有の設備(大浴場など)があったりして、非日常が味わえると、こちらも90年代初頭までかなり人気がありました。
多くの場合、ネット回線やセキュリティーも整えてあり、バルコニーがあったり温泉が引いてあったりするのも魅力ですね。
箱根のリゾートマンションの相場
そこで今度は、現在販売されている箱根のリゾートマンションを、ロイヤルリゾートの箱根物件ページからまとめてみました(2024年5月現在)。
専有面積 | 間取り | 最寄駅 / バス停 | 築年月 | リフォーム歴 | 価格 | 月額固定費 |
68.20m² | 2LDK | 彫刻の森 | 1992年12月 | 2020年 | 1,080万円 | 62,016円 |
69.53m² | 2LDK | ヴェルデの森 | 1985年10月 | 2022年 | 1,480万円 | 48,086円 |
76.44m² | 2LDK | 台ヶ岳 | 1990年3月 | — | 2,350万円 | 56,380円 |
52.97m² | 1R | 俵石・箱根ガラスの森 | 1964年10月 | 2008年 | 820万円 | 27,420円 |
58.45m² | 1LDK | 上強羅 | 1990年7月 | 2024年 | 980万円 | 30,979円 |
76.11m² | 2LDK | 強羅 | 2010年3月 | — | 3,300万円 | 50,310円 |
リゾートマンションも、多くが90年代初頭までに建てられたものですね。
価格は、お部屋の大きさや築年数、リフォーム歴、場所(階数、角部屋、日当たりなど)によって変わるようですが、1,500万円前後で選択肢はいろいろあるようです。
月額固定費には注意
リゾートマンションの購入にあたり、特に注意したいのが、月額固定費。
月額固定費には、以下のものが含まれています。
- 管理費
- 修繕積立費
この月額固定費が、だいたい平均して5万円ほど(年間60万円)かかりますが、この金額は将来的に増えることはあっても減ることはないので、しっかり確認しておくことが大切です。
また、以下の金額は含まれていないため、事前に確認をしておいた方が無難です。特に駐車場は無料の場所もありますが、月極で毎月1万円くらいかかる場合もあるので要チェック。
- 駐車場代
- 固定資産税
- 水道・ガス・電気料金
実は90年代にたくさん建設されたリゾートマンションが最近になって売りに出されている背景には、これらの月額固定費負担の大きさがあります。
購入したオーナー本人の高齢化に加え、その下の世代が足を運ばなくなると、毎月の固定費だけがのしかかることになり、いっそ手放して身軽になろうと考える家族が増えているんですね。
とはいえ、毎月の負担が気にならない程度に利用できて、魅力の多い箱根の町にセカンドハウスを持てると思えば、リゾートマンションもひとつの選択肢かなと思います!
箱根のシェア別荘
より手軽に別荘体験ができるサービスとして、近年注目を集めているのが、「シェア別荘」。
中古別荘やリゾートマンションの購入を検討している人たちからも注目を集めています。
シェア別荘とは
その名の通り、ひとつの別荘を複数のオーナーでシェアするシステムで、欧米でも数年前から流行している形態です。
多くの場合、敷地面積が広くてプール付きなどの高級・ハイスペックな別荘で、立地もよく、相当な富裕層でなければ所有できないような物件を、複数オーナーでシェアすることで負担を軽減。
さらに管理やメンテナンスも管理会社が行うため、時間や労力の負担もないことから、別荘所有のハードルがぐんと下がるシステムです。
日本では、このシェア別荘の概念を少し変えて、「高級別荘のように整えてあるヴィラやコテージタイプの宿泊施設」という意味で使われることが多いですね。
ホテルのような閉塞感がなく、大人数家族や友達家族でも開放的に利用でき、一棟貸しで他の利用客との接点がなくリラックスでき、自分の別荘のようにくつろげるというのが、コンセプトであり、人気の理由となっています。
箱根のシェア別荘
2024年に、箱根の北部・宮城野エリアに、「オーベルジュヴィラ箱根 宮城野」が開業予定とのことで、ご紹介します。
宮城野は、かつては箱根・足柄越えの主要ルートだった碓氷道の途中に位置していて、大正時代から続く伝統の大文字焼きが行われる明星ヶ岳と、その山裾に広がる集落です。
箱根湯本駅や芦ノ湖まで車で25分ほどの、まるで「奥箱根」とでも呼びたくなるような、古い集落の趣が感じられる温泉場。
川沿いの桜並木や、歴史ある諏訪神社、さまざまなハイキングコースなど、いわゆる観光地としての箱根とはまた違った魅力もあって、密かに人気が高まっているエリアです。
(参考:hakone.or.jp)
オーベルジュヴィラ箱根 宮城野は、全6棟、それぞれ一棟貸しのプライベートヴィラで、室内面積は80㎡、家族4人でもゆったりと過ごせる大きさです。
さらに全棟に源泉掛け流しの温泉、プール、サウナを完備。
宮城野の温泉は、戦国時代から「宮城野湯」の名称で古文書に記述があるほど歴史が古く、江戸時代には箱根七湯の一つに数えられた由緒ある温泉なのだそう。
徳川将軍家に献上されたこともある良質な泉質は、肌触りの良い美肌温泉です。
おしゃれなダイニングルームでは、関西の有名イタリアンシェフによるお料理が堪能できます☆
日本最大のシェア別荘型リゾート会員権「Grande」の会員になると、宿泊料が半額などかなりお得になる他、日本各地60以上(これからも随時拡大)のシェア別荘を会員価格で利用できます。
また、Grandeは人気の「仙石原エリア」にも2024年冬に広大なドッグラン付きのResidence Villa(レジデンス ヴィラ)も開業予定。
開業したてをお得に体験できるチャンス☆というわけで、Grandeもチェックしてみてくださいね。
今回は箱根エリアの中古別荘やリゾートマンション、シェア別荘についてご紹介しました。
セカンドハウスの選択肢として、参考にしていただけると幸いです!