ここ数年、30〜40歳代の働き盛り会社経営者さんやお医者さんで別荘を所有する人が増えています。
別荘というと、90年代に一度大きなブームがあり、軽井沢や那須、伊豆・熱海などに大規模な別荘地が多く作られました。
平成に入って別荘の文化は一度下火になり、「夏休みは別荘で過ごす」なんて家族も少なくなっていましたが、令和になってまたリバイバルしている印象です。
コロナ禍で「人との接触を避けてできるだけ家族単位で宿泊したい」「人混みを避けて自然の多いところで過ごしたい」というニーズから、貸別荘やグランピングなどの宿泊形態が急成長。
アウトドアブームも相まって、それまで自然に対してさほど興味がなかった層も自然の中で過ごす良さを知る機会が増え、「こんな風に休暇をのんびり過ごせる場所が持てたらいいな」と感じるようになったことも要因となっています。
とはいえ、90年代の別荘ブームが終焉を迎えたことにはそれなりの理由があり、令和の別荘ブームはそれを踏まえて「シェア別荘」が人気です。
というわけで、今回はシェア別荘が選ばれている5つの理由と、今年チェックしたいシェア別荘をご紹介したいと思います!
シェア別荘とは
シェア別荘とは、その名の通りひとつの別荘を複数のオーナーでシェアするという考え方です。
このシェア別荘の流行は日本のみならず、アメリカ・カリフォルニアで2021年に創業した「PACASO(パカーソ):https://www.pacaso.com/」は、「これまで超富裕層しか所有できなかった大豪邸別荘を、共同所有という形で実現させる」ことをコンセプトに成功を収めています。
ひとことにシェア別荘と言っても、日本では「シェア別荘型」システムでいくつか異なるパターンが展開されているので、主な3つのタイプについて簡単にご紹介します。
所有型シェア別荘
最もオーソドックスなシェア別荘の形態が、「所有型」です。
ひとつの物件を10〜20人のオーナーで割り勘購入し、それぞれに割り当てられた日数内で別荘として利用するというもので、別荘を資産として所有するので固定資産税が別途発生します。
プール付き・温泉付きなど、個人で購入しようと思うと高額すぎるような物件を割り勘で購入できるのが大きな特徴です。
利用権型シェア別荘
ひとつの物件をシェア購入するのではなく、別荘を使える権利を購入するのが、利用権型シェア別荘。
多くの場合、異なる場所に複数ある貸別荘型の宿泊施設が利用できるリゾート権で、リゾートホテルの会員権に似たシステムです。
リゾートホテルとの大きな違いは、宿泊するのがホテルではなく1棟貸しの別荘ヴィラタイプの宿泊棟で、プライベート感が高く閉塞感が少ない、というところですね。
サブスク型シェア別荘
サブスク型シェア別荘は、上記の利用権型シェア別荘に似ていますが、利用権型が最初に利用権を「購入」するのに対し、月単位または年単位で定期購入しながら利用する、というスタイルです。
通常、数ヶ月〜の最低契約期間が決まっていますが、とりあえず1年だけなど短期で気軽に始められるのが特徴。ただ、人気の時期は予約が集中して希望の別荘に泊まれないなどのデメリットもあるようです。
シェア別荘タイプを選ぶときのポイント
現在日本で展開されているシェア別荘は、ほとんどが上記の3パターンの中のバリエーションです。
どのタイプが自分に向いているか、所有タイプ・利用権タイプ・支払いパターンなどの他に、以下の項目などをチェックするのがオススメです。
別荘のエリア
シェア別荘の運営元によって、強みのあるエリアが決まっている場合があります。
例えば首都圏に住んでいるなら、車で片道◯時間以内で行ける場所かどうか、また複数物件を扱う「利用権型」の場合は希望のエリアに何軒くらいの物件があるのか、などから判断すると、ある程度絞れて来ると思います。
犬と同伴できるか
大事な家族のわんちゃんと出かけられることが旅行の条件!という人も多いと思います。
複数の世帯で共有するシェア別荘なので、ペット同伴可能かどうか、複数物件の場合はペット可能の別荘がどのくらいあるか、をあらかじめチェックするのが大切。
同伴できるペットの種類や頭数が決まっている場合もあるので、要注意です(小型犬のみ、2頭まで、など)。
別荘の大きさ・間取り・定員
家族や一緒に別荘を利用したい人の人数から、どのくらいの規模の別荘が理想かを考えて、希望の大きさの別荘を選ぶ必要があります。
例えば友達家族や、3世代家族などでの利用を考えている場合は、ベッドルームが少なくともふたつは必要です。
別荘によっては最大定員が決まっている場合もあるので、要チェックです。
利用する日数・年月
シェア別荘を購入または契約するとして、月に何回くらいの利用で、何年間くらい利用し続ける予定かをあらかじめシミュレーションしてみましょう。
シェア別荘は他のオーナーとの共同利用なので、通常は「年に◯泊」「月に◯泊」など利用できる日数が定められていて、それを超える場合には別途利用料がかかる場合があります。
また、「毎月利用する予定はなく、春と秋に3泊づつくらいしたい」といった場合にはサブスクタイプでは割高になってしまいます。
たくさん利用する場合、あまり利用しない場合、など何パターンか考えてみて、無駄のないタイプを選ぶと良さそう。
希望の設備
「別荘で温泉に入りたい」「できたらサウナにも入りたい」「夏はプールで遊びたい」「焚き火をしたい」「BBQもしたい」「ドッグランが欲しい」「駐車場は2台以上ほしい」などなど、「これがあったらいいな」を基準に選ぶのも大切です。
せっかく購入 / 契約しても、「これがあったら良かったのにな・・・」と後悔しないために・・・。
宿泊体験を利用する
シェア別荘によっては、購入または契約前にお試しで宿泊体験ができるところも多いです。
まずは宿泊体験をしてみて、「こんな別荘に年◯回は来て、こんなことをしたいな」とイメージを膨らませてみるといいですよ。
インテリアやデザインの好みも運営元によってカラーがあるので、体験がオススメです。
シェア別荘が選ばれる5つの理由
ここからは、シェア別荘が選ばれている理由を、所有型・会員権型・サブスク型それぞれに共通する項目から5つ挙げていきます。
理由 ①:初期費用が少ない
個人で別荘を購入するよりも、初期費用が断然少ないというのがシェア別荘の最大の特徴です。
別荘の価格は築年月、土地面積、建物面積、立地などによって大きく幅がありますが、ある程度の築年数である程度の大きさがあり、ある程度立地の良い別荘というと、中古であっても5000万円程度はします。
海沿いだったり、プール付き・温泉付き・築浅などスペックが高くなればなるほど価格は上がり、1億円以上の物件も珍しくありません。
実際に販売されている別荘の価格例をまとめてみました。
エリア | 敷地面積 | 建物面積 | 築年月 | 販売価格 |
---|---|---|---|---|
那須高原 | 1322㎡ | 110㎡ | 2022年9月 | 9,000万円 |
1,517㎡ | 128㎡ | 2022年9月 | 1億50万円 | |
熱海 | 234.55㎡ | 336.10㎡ | 1983年 | 1億円 |
房総 | 618㎡ | 125㎡ | 2016年1月 | 1億円5000万円 |
軽井沢 | 4,370.97 ㎡ | 354.33 ㎡ | 新築 | 6億7,000万円 |
その点、シェア別荘の場合は実際に買うと高額なラグジュアリー別荘の所有権タイプであっても1000万円〜2000万円程度で販売されている場合がほとんどなので、少しいい車を買うくらいの感覚で別荘を所有することができます。
理由 ②:改築・修繕の必要がない
個人所有の別荘の場合、経年劣化による修繕や改築はオーナーが全て負担して行わなくてはいけません。
新築や築浅であればしばらくの期間はそのまま使用できますが、築年数の経った中古別荘の場合は実際に使用できる状態にリノベーションする必要がある場合も多々あります。
その場合、どのくらいの費用が発生するかというと・・・
一戸建て住宅のリノベーション価格は1㎡あたり10万円~22万円程度と幅があります。フルリノベーションの費用目安は、約1500万円〜2500万円となっています。
https://shuken-renovation.jp/
中古別荘の中には90年代以前に建設されたものも多くあり、大幅な改修が必要な場合もある上、配管や電気系統など年々劣化が進んで修繕していかなくてはなりません。
年に数回利用するだけの別荘の場合常に建物の状態を把握できているわけではないので、訪問のたびにガタを見つけて修理する・・・という「手のかかる子」になってしまう危険も。
その点、シェア別荘のメンテナンスは全て運営元で行なってくれるため常に安心・安全・快適な状態の別荘を保つことが可能です。
理由 ③:維持費が少ない
上記の修繕・リノベーション代に加え、別荘を所有するということは毎月継続的にかかる費用が発生します。
主な維持費としては、以下の10点。
管理費
毎週のように利用して自分で管理ができる場合はかかりませんが、管理別荘地内の別荘だったり、管理を委託する場合には固定費(平均で月2万円ほど)が発生します。
水道高熱費
たまにしか利用しないという場合でも、毎月上下水道代や電気ガス料金の基本料がかかります。
税金
固定資産税・都市計画税・住民税均等割などが課税されます。
火災保険料
利用する頻度が低い別荘の場合は、通常の住宅用火災保険が使えず別荘用のプランに加入する必要がある場合もあります。
通信費
別荘であってもインターネットやネットワークTVなど利用するとして、wifiの開設と毎月の使用料がかかります。簡易的にポケットwifiなどで代用も可。
修繕費
雨漏りや水道管の破損など、経年や天災によって発生する修繕費はしっかりと確保しておく必要があります。
特に中古別荘の場合は、この修繕費にかかる費用が近い将来に続々と発生する可能性があるため、毎月数万規模で積立てをして準備をしておいた方が無難です。
交通費・娯楽費
自宅と別荘の間を往来するための交通費や、薪ストーブ用の薪、滞在中の食費など、別荘を利用するたびに発生する費用もバカになりません。
離島や自宅から遠い場所であればあるほど、毎回の交通費は特に考慮しておく必要がありますね。
家具・家電などの購入費
快適な別荘として機能させるためには、ある程度の家具や家電を揃える必要があります。
夢の別荘ならなおさら、こだわりの家具や家電を少しづつでも揃えたいという方も多いのでは・・・、しっかりと予算を組む必要がありそう。
セキュリティー
使用していない間は空き家と同じ状態になっている別荘、空き巣が心配・・・という方はALSOKなどの警備システムをつける場合もあるでしょう。
防犯カメラを設置しても、遠隔地だとすぐに対処ができないため、やはり管理を委託することりなり、費用がかかります。
草刈り・庭の手入れ
別荘の維持で大変なことのひとつが、草刈り・庭の手入れです。
「そんなの自分で行った時にやればいい」と思っていても、毎回別荘に行くたびに草刈り・草むしりではせっかくの休暇も休まりません。
とはいえ、業者に依頼すると当然お金がかかります。料金は庭の大きさによって異なりますが、30坪で1回5万円程度だそう。年に2回は必要だとすると10万円。10年で100万円と思うとけっこうかかります。
2022年に公表された「複数拠点生活に関する意向調査」によると、別荘の維持管理費は物件もよるものの、平均約5.4万円/月だそう。10年で648万円の計算です。
シェア別荘の場合、上記に挙げた10の費用のうち「交通・娯楽費」「固定資産税(所有型の場合)」以外が年会費に含まれている場合がほとんどで、価格も個人で負担するよりずっと低めに設定してあります。
理由 ④:煩雑な手続き不要
上記で挙げた水道光熱費・火災保険・通信・セキュリティーなど、いちいち契約をしたり、更新したり、引き落としの確認をっしたり、面倒ですよね・・・。
あくまでも別荘なので、普段暮らしている家の方でも同じように契約をしているわけで、2重の手続きが必要になります。
その点、シェア別荘なら全て運営元で管理してくれているので、会費を払うだけ。楽ちんです。
理由 ⑤:固定資産税が少ない
別荘を所有すると固定資産税がかかります。
固定資産税の税率は1.4%で、固定資産税評価額(時価の約70%)を元に計算するため、時価が1億円の別荘だと7000万円×1.4%=98万円(年)の固定資産税となります。
年間およそ100万円の税金を払い続けることになるわけですね。
シェア別荘の場合、「利用権型」「サブスク型」だとそもそも別荘を資産として所有するわけではないため、固定資産税はかかりません。
また、「所有型」の場合も通常15名程度のオーナーと折半で別荘を所有する形となるため、その金額に応じた固定資産税となり、おのずと固定資産税の額も15分の1程度に減ります。
シェア別荘のデメリット
ここまで、シェア別荘が選ばれる5つの理由をあげてきましたが、シェア別荘にもデメリットはあります。それでも選ばれる理由の方が強いかどうかは、個人の好みや使い方だと思うので参考にしてみてくださいね。
自分好みにカスタマイズできない
シェア別荘の特性上、「自分だけの別荘」として使うことはできません。
ある日思いついて壁の色をペイントしたり、子供の背比べを柱に刻んだり、好きな家具や家電に入れ替えたり・・・、そういう夢を別荘に詰め込みたい!という人にはシェア別荘は向いていないと言えます。
また、着替えや趣味の道具を常に置いておきたい、自宅に置ききれないものを倉庫がわりに保管したい、といった使い方もできません。
オーナー数分のトランクルーム付きのシェア別荘とかあるといいかもしれないですね。
利用毎に料金が発生する場合がある
個人所有の別荘を利用する場合、消耗品などは自分で用意するとしても、「利用料」は基本かかりませんよね。
シェア別荘のシステムにはいろいろありますが、リネン代や清掃代の名目で利用毎に料金が発生する場合があります(普通に貸別荘を借りて宿泊するよりもずっとリーズナブルな会員価格設定になっている場合が多い)。
〇〇泊分は無料、とか〇〇人までは無料など、運営会社によって設定がいろいろあるのであらかじめチェックしておきましょう。
長期の連泊がしにくい
自分だけの別荘であれば、夏休みはずっと別荘で過ごすとか、毎週末は必ず別荘に行く、といった使い方も可能ですが、シェア別荘の場合は他にもオーナーさんがいるので、基本的にみんなで1年を分け合って使うことになります。
そのため、基本的には決められた日数+空いている日を選んで宿泊という感じになりますが、前項であげたように都度の利用料金がかかるため、年間利用日が多いとその分かかる費用も上がります。
別荘を所有したら、がっつり別荘で過ごしたい!という何か目的やイメージがある場合にはシェア別荘は向いていないかもしれません。
ただし、将来的には個人で別荘を持つためのシミュレーション期間として体験してみるのは良さそうですね。
予約が必要
自分の別荘なら、「今日仕事早く終わりそうだからこのまま別荘行っちゃおう!」なんてこともできますが、シェア別荘の場合はあらかじめ予約をして利用日を確保する必要があります。
滞在を伸ばしたいと思っても空きがなければ無理だったり、逆に早く切り上げてもキャンセル料がかかる場合も。
予約作業を窮屈と感じずに楽しめる人には、シェア別荘は向いていると思います。
予約が取りにくい場合もある
夏休みや年末年始など、シェア別荘によっては予約が集中して希望の日が取れないこともあるようです。
各シェア別荘運営でも、オーナー数を制限するなど工夫を凝らしている場合もあるので、どういった予約システムになっていて人数管理はどうしているのか、などチェックしておくことをお勧めします。
このように、シェア別荘には個人所有の別荘とは異なるデメリットもあるため、別荘をどのように使っていきたいかなどによって検討するのがオススメです!
2024年注目のシェア別荘2選
シェア別荘にも色々ありますが、今回は2024年に注目したいシェア別荘「Grande」と「Residence Villa」をご紹介したいと思います。
このふたつのシェア別荘シリーズは、同じ運営会社(株式会社にしがき)によるものですが、それぞれに特徴があるのでわけてご紹介していきます!
シェア別荘型リゾート会員権 Grande
まずは、日本最大級のシェア別荘型リゾート権「Grande」。
複数の施設をお得に利用できる会員制の利用権タイプのシェア別荘システムGrandeの特徴をご紹介します。
温泉やプール付きの高規格別荘が多い
Grandeが運営しているシェア別荘は、個人所有では維持が難しいプール付き・天然温泉付きなど高規格のものがとても多いのが特徴。
夏でも冬でも季節を問わず、別荘ライフが楽しめます。
利用料が半額以下に
日本各地に70以上の宿泊施設を展開しているGrandeは、非会員でも通常の予約システムから利用することができますが、利用権会員になると都度の利用料金が半額以下になるという大きなメリットがあります。
利用料は8,000円〜 / 名もしくは18,000円〜 / 棟で、施設によっては1回の利用で15万円以上お得になる場合も。
全国各地の施設が利用できる
Grandeの施設であれば、グランピングでもヴィラタイプでも、好きな施設を選んでお得に宿泊できます。
海沿いオーシャンビューから森の中の隠れ家的別荘まで、いろんなタイプの施設から選べて気分転換にも。
通常のシェア別荘はその物件の利用のみなので、大きく異なる部分と言えますね。
利用権のグレードによって日数が異なる
利用権には3つのグレードがあり、それぞれポイントが付与されています。
例えばスタンダードプランの場合は32ポイント。施設ごとの必要ポイントは施設のグレードによって2〜6ポイントに設定されているので、2ポイントの施設であれば年間16泊、4ポイントの施設は8泊、など利用できる日数が異なります。
区分 | スタンダード | プラス | プレミア |
---|---|---|---|
ポイント数 | 32 | 48 | 64 |
予約が取りやすい
利用権のグレードによって、1年以上前からの優先予約が可能。
非会員だと半年前〜の予約なので、優先的に希望の日を取ることができます。
区分 | スタンダード / プラス | プレミア |
---|---|---|
優先予約開始日 (通常Villa) | 3宿泊日の10か月前〜6か月前 | 宿宿泊日の12か月前〜6か月前 |
優先予約開始日 (Auberge Villa) | 宿泊日の14か月前〜12か月前 | 宿泊日の15か月前〜12か月前 |
また、1施設あたりの会員数を上限12名に設定してあるため、予約が取れないという心配もありません。
管理費は一律10万円のみ
通常のシェア別荘では、掃除や管理、リネン交換などを運営会社が行う代わりに、年額50万円前後の管理費がかかる場合がほとんどですが、Grandeの場合は年額10万円(税別)のみ。
優待価格で宿泊できるので、年数回の利用で充分に元が取れます。
ペットと利用できる施設も多数
Grandeには、「Grande with dogs」というペットのわんちゃんも一緒に宿泊できる施設利用をメインとするプランもあり、ペット同伴OKの施設も数多くあります。
プライベートドッグラン併設も多々あり、中には犬のサイズ制限や頭数制限制限なく利用できるところも。
利用権という形のためひとつの別荘を所有するわけではない分、気軽に様々なシェア別荘をお得に試せるというのがGrandeの大きな特徴ですね。
高級別荘の所有権型Residence Villa
もうひとつ、Grandeと同じ運営元が2024年に新たに展開を始めたばかりの「Residence Villa」シリーズの特徴です。
ひとつの物件を分譲する「所有権」タイプ
さきほどのGrandeが「利用権」なのに対し、Residence Villaは「所有権」となり、従来のシェア別荘のようにひとつの物件を複数オーナーでシェアする形です。
淡路島に1棟目の「Residence Villa AWAJI MARE」が既に開業し、販売を開始。今後も河口湖・那須高原・函館・宮古島などに続々と展開予定とのことで、シェア別荘オーナーからの期待が集まっています。
ハイエンドな高級別荘
Residence Villaが展開予定のシェア別荘はどれも敷地面積・施工面積ともに広大で、温泉・プール・サウナなどが付帯した高級ラグジュアリーヴィラばかり。
景観・デザインやインテリアにもこだわって建てられた超ハイスペックな別荘で、個人所有にはあまりにもハードルが高そうな物件をシェア別荘として所有することができます。
年に6泊の権利日を指定
土曜日や祝日・GWなど、多くの人の希望が重なってしまってなかなか予約が取れない・・・というのはせっかくシェア別荘を買っても残念に思う理由のひとつですよね。
Residence VIllaでは人気の土曜や祝日を中心に6泊分、確約の権利日として無料で利用(30年間固定)できます。
予約が取りやすい定員数設定
1棟あたりのオーナー数を18組までと限定しているので、希望の日に予約が取りにくいといった悩みも最小限に抑えられます。
使わなかった権利日は買取
様々な事情で権利日が使いきれない場合には、事務局で一律8万円 / 泊で買い取ってもらえます。
管理費は年24万円
年間の管理費が24万円と、一般的なシェア別荘と比べても低いのも特徴のひとつ。
また、前述の権利日買取制度があるので、利用できなかった年は実質無料です。
権利日の宿泊先を宮古島・函館に変更可能
6日の無料権利日を、宮古島と函館のResidence Villaでの宿泊に変更も可能。
いずれもハイエンドの高級ヴィラで、より一層の非日常が味わえます。
フローティングシステムで連泊も可能
年に6泊の権利日とは別に、年間257日間を予約制で利用できます(フローティング利用料4万円 / 棟)。
希望の日に空いてさえいれば日数制限もなしとのことで、連泊利用も可能。自由度が高いですね。
Grandeの施設もお得に利用可能
全国70ヶ所以上のGrandeの施設も、5,000円〜 / 名 の優待価格で利用できます。
このように、従来の所有型シェア別荘に比べても負担が少なく自由度も高いResidence Villa、1棟あたりのオーナー数は18と狭き門に思えますが、今後も日本各地に展開予定とのことなので、興味のある方は早めにチェックをお勧めします!
というわけで、今回はシェア別荘が選ばれている理由5つと、注目のシェア別荘についてまとめてみました。
今後の別荘選びの選択肢のひとつとして、参考にしていただけたらと思います!